ビジネスメールを書いていると、短時間のうちに何度か連絡を送らなければならない場面は意外と多いものです。
「あとから伝えたいことを思い出した」「資料を添付し忘れていた」「念のため補足したい」など、理由はさまざまです。
そんなときについ使ってしまいがちな表現が「連投失礼します」です。
手軽で便利な言葉ではありますが、「相手に失礼に見えないかな?」「ビジネスメールとしてふさわしいのかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
特に、ビジネスメールに慣れていないうちは、
「どこまで丁寧にすればいいのか」「お詫びは毎回必要なのか」
と悩んでしまいがちです。
この記事では、分かりやすく解説していきます。
「連投失礼します」はどう受け取られる?

まず気になるのが、「連投失礼します」という言葉そのものが、相手にどのような印象を与えるのかという点です。
「連投」という言葉がもともと持つ意味
「連投」という言葉は、もともとスポーツの世界で使われることが多い表現です。
野球でよく使われている表現なのでスポーツニュースで時々聞きます。
また、インターネットの掲示板やSNSなどで、短時間に続けて投稿する場面でも使われてきました。
このように、「連投」には
「短い間に続けて行う」
といったニュアンスがあります。
そのため、ビジネスメールで使うと、やや口語的で軽い印象を与えることがあります。
ビジネスシーンでくだけて見える理由
ビジネスメールでは、基本的に落ち着いた言葉選びが好まれます。
その中で「連投」という言葉を使うと、人によってはカジュアルすぎると感じることがあります。
特に、目上の方や社外の相手の場合は、
「ビジネスの場としては少し軽い表現だな」
と受け取られる可能性もゼロではありません。
ただし、「連投失礼します」が必ず間違いというわけではありません。
相手との関係性や、これまでのやり取りの雰囲気によって、印象は大きく変わります。
似た表現とのニュアンスの違い
同じような意味を持つ表現には、
- 重ねてのご連絡
- 立て続けのご連絡
といった言い回しがあります。
これらはやや改まった印象があり、ビジネスメールでも使いやすい表現とされています。
「連投」という言葉に迷いを感じた場合は、こうした表現に言い換えるだけで、全体の印象が落ち着きます。
使っても違和感が出にくい場面・注意したい場面

「連投失礼します」は、どんな場面でも必ず避けなければならない表現、というわけではありません。
社内メールなど比較的カジュアルなやり取りの場合
社内でのメールや、日頃からやり取りの多い相手であれば、「連投失礼します」を使っても、大きな問題になることは少ないでしょう。
すでに関係性ができている相手であれば、多少くだけた表現でも違和感を持たれにくい場合があります。
ただし、上司や役職が上の方に送る場合は、念のため、もう少し丁寧な表現に言い換えておくと安心です。
社外メールや初めての相手への連絡の場合
取引先や、初めてメールを送る相手の場合は、「連投失礼します」は避けた方が無難です。
第一印象が大切な場面では、より落ち着いた言い回しを選ぶことで、安心感を与えやすくなります。
文面全体で判断されることもある
実際のところ、メールの印象は、ひとつの言葉だけで決まるものではありません。
前後の文章が丁寧で、内容も整理されていれば、「連投失礼します」を使っていても、それほど気にならないケースもあります。
言葉単体だけでなく、文面全体を見ることも大切です。
「連投失礼します」の代わりに使いやすい表現

表現に迷ったときは、無理に「連投失礼します」を使わず、言い換え表現を選ぶのがおすすめです。
状況別に選びやすい言い換え例
追加で連絡する場合
- 重ねてのご連絡失礼いたします
修正や補足を送る場合
- 先ほどの内容につき、補足させていただきます
- 先ほどのご連絡に補足があり、ご連絡いたしました
確認や催促をする場合
- 念のためご連絡いたしました
- ご確認のため、再度ご連絡いたします
よく使われる定番フレーズ
- 重ねてのご連絡
- 度々のご連絡
- 再度のご連絡
どれも丁寧で、ビジネスメールに取り入れやすい表現です。
言い回しに迷ったときの定番として覚えておくと安心です。
避けた方が無難な表現
- 何度もすみません
- 連続ですみません
会話では自然に聞こえる表現でも、メールではやや砕けた印象になることがあります。
ビジネスシーンでは、できるだけ避けた方が安心です。
お詫び表現は毎回必要?

「メールを続けて送るたびに、必ずお詫びを入れなければいけないの?」と疑問に感じる方も多いと思います。
短い補足連絡なら省略してもよい場合
一言だけの補足や、簡単な確認であれば、必ずしもお詫びの言葉を入れる必要はありません。
内容がシンプルな場合は、そのまま要件を伝えても失礼に見えにくいこともあります。
内容が重要な場合は一言添えると安心
修正や重要な追加連絡の場合は、短くてもお詫びの言葉を添えておくと、より丁寧で配慮のある印象になります。
判断に迷ったときの考え方
迷ったときは、次の3点を目安に考えてみましょう。
- 相手との関係性
- メールを送る回数
- 伝える内容の重要度
この3つを意識するだけでも、
お詫びを入れるべきかどうか判断しやすくなります。
失礼に見せないお詫びメールの基本マナー
複数回メールを送るときに意識したいポイント
- 件名はできるだけまとめる
- 内容を整理してから送信する
- 同じ説明を何度も繰り返さない
少し意識するだけで、相手にとって読みやすいメールになります。
お詫び文を入れる位置と書き出し方
お詫びの言葉は、本文の冒頭に簡潔に入れるのが一般的です。
長く書く必要はなく、一文程度で十分です。
そのまま使える例文
件名例
- 【ご連絡】資料の補足について
- 【補足】先ほどの件につきまして
簡潔に済ませたい場合
重ねてのご連絡失礼いたします。先ほどの件につき、補足です。
丁寧さを重視したい場合
度々のご連絡となり恐れ入ります。先ほどお送りした内容について、補足させていただきます。
「連投」にならないための工夫
送信前に確認したいポイント
- 書き漏れがないか
- まとめて伝えられる内容はないか
一度立ち止まって見直すだけで、メールの回数を減らせることがあります。
急ぎのときのフォロー方法
どうしても急ぎで連絡が必要な場合は、簡潔な文章で要点だけを伝えることを意識しましょう。
社内メールと社外メールの違い
社内メールでは簡潔さを、社外メールでは丁寧さを意識すると、バランスの取れたやり取りがしやすくなります。
まとめ。

「連投失礼します」は、使い方や場面によって印象が変わる表現です。
迷ったときは、より丁寧な言い換え表現を選ぶことで、相手に安心感を与えやすくなります。
難しい言葉を使う必要はありません。
相手の方との関係性にもよりますが、「連投」という言葉を使わずに同じような意味になる表現は複数あります。
相手の立場を少し意識しながら、読みやすく、伝わりやすい表現を選ぶことが大切です。

