「800字で書いてください」と言われても、実際どのくらいの長さなのかピンとこないことってありますよね。
長すぎるのか、短すぎるのか分からないと、書き始める前から困ってしまうものです。
この記事では、800字の文章量をイメージできるように、原稿用紙やレポートでどれぐらいか、行数や読む時間、例文などを使って紹介していきます
はじめに知っておきたい800字のボリューム感

まずは、800字がどのくらいの量なのかをざっくりつかんでみましょう。
最初に全体像を知っておくだけで、「書けそうかも」という気持ちがぐっと出てきます。
原稿用紙・Word・スマホ表示で見たときの目安
一般的な原稿用紙は1枚が400字なので、800字はちょうど2枚分になります。
学校の作文を思い出すと、なんとなく量のイメージが湧いてきますよね。
数字で見ると多く感じますが、実際に書いてみると「意外とこのくらいなんだ」と感じる方も多いです。
Wordなどの文書作成ソフトでは、A4用紙1枚に少し余白が出るくらいの分量になることが多いです。
文字サイズや行間によって多少変わりますが、「1ページ弱」と覚えておくとイメージしやすいでしょう。
スマホで表示した場合は、数回スクロールする程度の長さになります。
長すぎて読むのが大変、というほどではなく、落ち着いて読めば最後まで目を通せるくらいの分量です。
「思ったより長い」と感じる人が多い理由
普段SNSなどで短い文章に慣れていると、800字は長く感じやすいです。
数行で終わる投稿に比べると、どうしてもボリュームがあるように見えてしまいます。
でも、ゆっくり説明する文章としては、実はちょうどいい長さでもあります。
伝えたいことをひとつだけでなく、理由や例も添えて書ける分量だからです。
読み手にとっても負担が大きすぎない、バランスの取れた文章量といえます。
身近な例でイメージする800字の長さ

数字だけでは分かりにくいので、もう少し身近な例で見てみましょう。
「これくらいなんだ」と実感できると、気持ちがぐっと楽になります。
ブログ記事にするとどれくらいの分量?
個人ブログの記事でいうと、短めの記事1本分くらいの長さです。
見出しがいくつかあり、その下に説明文がついているような構成にすると、だいたい800字前後になることが多いです。
読み切るのにそれほど時間はかかりませんが、内容はしっかり伝えられる、そんなイメージの分量です。
音読した場合にかかるおおよその時間
800字の文章をゆっくり音読すると、だいたい3〜4分ほどかかります。
早口ならもう少し短くなりますが、丁寧に読むとそれくらいが目安です。
思っているより長く感じるかもしれませんが、落ち着いて読めば無理のない長さです。
聞く側にとっても、集中して聞ける時間の範囲といえるでしょう。
スマホ画面ではどのくらいスクロールする?
スマホで読む場合は、機種や文字サイズにもよりますが、5〜7回ほどスクロールするイメージです。
指を何度か動かすくらいで読み終わる長さなので、極端な長文という印象はありません。
レポートやビジネス文書での「行数」の目安
文字数だけでなく「何行くらい書けばいいの?」というのも気になるところですよね。設定によりますが、一般的な目安は以下の通りです。
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Word(標準設定)の場合: 1行40文字程度設定だと、約20〜25行ほどになります。ページ全体の半分を少し過ぎるくらいです。
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400字詰め原稿用紙の場合: 1枚20行なので、2枚で合計40行です。
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一般的なWebブログの場合: 1行を30〜40文字とすると、改行を含めて30〜40行前後になります。
文章作成ソフトを使う場合はそもそも設定によって1行に入る文字数が変わるので、絶対にこうなるという数字はありません。
ややこしい?「800字」「800文字」「800字以内」の違い
似ているようで少し違う言い方についても、ここで整理しておきましょう。
ここを理解しておくと、後であわてずにすみます。
「字」と「文字数」の考え方
基本的には「800字」も「800文字」も同じ意味として使われることがほとんどです。
ひらがな、カタカナ、漢字、記号など、1つ1つが1文字として数えられます。
句読点やカッコなども1文字に含まれることが多いので、見た目より文字数が増えることもあります。
「以内」「程度」と書かれているとき
「800字以内」と書かれている場合は、800字を超えないようにする必要があります。
1文字でもオーバーしないように、最後にしっかり確認しておくと安心です。
「800字程度」とある場合は、多少前後しても問題ないことが多いですが、できるだけ近い文字数にまとめると、よりていねいな印象になります。
800字の文章はどんな形になりやすい?

実際に800字で文章を書くと、どんな構成になりやすいのでしょうか。
全体の形をイメージしておくと、途中で迷いにくくなります。
書き出し・本文・まとめの分量バランス
目安としては、最初の説明が100〜150字ほど、真ん中の本文が500字前後、最後のまとめが150字ほどになることが多いです。
最初にテーマを伝え、真ん中で詳しく説明し、最後にもう一度大切なポイントをまとめる流れにすると、自然で読みやすい文章になります。
PREP型で書いたときの文字配分イメージ
最初に結論を書き、その理由や具体例を続けて、最後にもう一度まとめる形にすると、自然と文字数が整いやすくなります。
伝えたいことがぶれにくいので、文章が苦手な方にも取り入れやすい形です。
読みやすくなる一文の長さの目安
1文が長くなりすぎると、読む人が少し疲れてしまいます。
40〜60文字くらいを目安に区切ると、全体がスッキリした印象になります。
読点でだらだら続けるよりも、「。」でしっかり区切ることを意識するだけでも、かなり読みやすくなります。
800字を書くのにかかる時間の目安
どのくらい時間を見ておけばいいのかも気になりますよね。
あらかじめ目安を知っておくと、気持ちにも余裕が生まれます。
すぐ書ける人と時間がかかる人の違い
書き慣れている人は、内容が頭の中にある程度まとまっているため、比較的スムーズに書き進められます。
一方で、考えながら書く場合は、どうしても時間がかかりやすくなります。
これは能力の差というよりも、慣れの違いです。
下書きから見直しまでの流れ
まずは全体を書ききり、そのあとで読み返して整える流れがおすすめです。
最初から完璧に書こうとすると、手が止まりやすくなってしまいます。
下書きの段階では、多少まとまりがなくても大丈夫です。
時間が足りないときに優先したいポイント
時間が限られている場合は、まず伝えたい内容をしっかり書くことを優先しましょう。
細かい表現の調整は、余裕があるときに見直せば大丈夫です。
内容がきちんと伝わることがいちばん大切です。
書く前にやっておくと楽になるちょっとした準備

いきなり文章を書き始めるよりも、少し準備をしておくとスムーズです。
ほんのひと手間で、あとがとても楽になります。
いきなり書き始めないほうがいい理由
思いつくままに書くと、途中で話がそれてしまい、文字数の調整が難しくなることがあります。
気づいたら違う話をしていた、ということも少なくありません。
先にメモを作ると文字数が安定しやすい
伝えたいことを3つほどメモしておくだけでも、文章の軸がぶれにくくなります。
その結果、極端に長くなったり短くなったりしにくくなります。
起承転結をうっすらでも決める
だいたいの起承転結の内容を決めてから書くと、書いている途中に考える時間が少なくなるので書きやすくなります。
それぞれの文字数まで大まかにでも決めていれば、分量についても最初から区切ることができます。
読みやすい800字にするための工夫
同じ800字でも、読みやすさには差が出ます。
ちょっとした工夫で、ぐっとやさしい文章になります。
一文を短めにすると読みやすくなる
文章を適度に区切るだけで、ぐっと読みやすくなります。
特に長い説明が続くときは、意識して文を分けてみましょう。
接続詞を使うと内容が伝わりやすい
「しかし」「そのため」「たとえば」などの言葉を入れると、話の流れが分かりやすくなります。
文章同士のつながりが自然になります。
分かりやすい言葉を選ぶと自然に整う
難しい言い回しよりも、普段使い慣れている言葉のほうが、読む人にとって親切です。
論文系の場合は難しい言葉を使いたくなりますが、結果的に文章全体の印象も良くなります。
800字に近づけるための文字数調整のコツ

書き終わったあとに、文字数が合わないこともありますよね。
そんなときも落ち着いて整えていきましょう。
文字が多いときに削りやすい部分
同じ意味をくり返している部分や、なくても伝わる言葉は削りやすいポイントです。
少し整えるだけで、すっきりした文章になります。
読み返してみると書いている時は文字数を増やそうとしていた部分を思い出すこともあるので、そういう場合はそこを削ることができます。
文字が足りないときに自然に増やす方法
具体例をひとつ加えたり、理由を少しだけ詳しく説明したりすると、無理なく文字数を増やせます。
例を挙げている部分などの例を1個増やすというのも有効です。
読み手にとっても分かりやすくなります。
無理に増やしたときに出やすい不自然さ
同じことの言い換えを重ねると、読んでいて違和感が出やすくなります。
意味のある情報を足すことを意識すると自然に仕上がります。
そのため、例を1個増やすというような、他の文章とほとんど関係しない、もしくは関係する場合でも補強の材料になる形の部分を増やすと増やしやすくなります。
逆に長くなりすぎたときの整え方
書いているうちに、つい長くなってしまうこともありますよね。
そんなときも、少し整えるだけで読みやすくなります。
なくても意味が変わらない部分の見つけ方
文章を読み返して、「ここがなくても通じるかも」と感じる部分は、思い切って削ってみましょう。
また、増やす場合とは逆に例を1個減らすという形など、幾つかの種類のある部分を1個減らす、という形を取ると減らしやすいことがあります。
一文を分けることでスッキリさせる方法
長い1文を2つに分けるだけで、読みやすくなり、全体の印象も軽くなります。
リズムも良くなります。
基本的には普通以上の長い文章にしても、読む側にとってはあまりメリットがありません。
くどく見えやすい表現の例
「とても非常に」「〜することができる」などの重なった表現は、すっきりした言い方に変えると文字数も整いやすくなります。
ことわざ、英文など決まっている言葉を入れている場合は、そこを他の言葉に言い換えることで短くできることもあります。
まとめ。

800字の文章を書く際は、以下の3点を意識するとスムーズに仕上がります。
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ボリュームの目安を把握する 原稿用紙なら2枚、Word(A4・1行40字設定)なら20行程度です。A4用紙の1枚弱が埋まると覚えておくと、視覚的に迷わなくなります。
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「15:70:15」の配分で書く 導入に120字、メインの本文に560字、結びに120字程度を割り振ると、論理的でバランスの良い構成になります。
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最後は「具体例」で微調整する 文字数が足りなければ例を1つ足し、多すぎれば重複した表現や余分な例を削ります。この「足し引き」のコツを知っておくだけで、調整のストレスがぐっと減ります。
最初は長く感じるかもしれませんが、構成さえ決まれば意外とすぐに埋まる分量です。
まずは全体の流れをメモすることから始めてみてください。

