シャチのショーで大きな水しぶきが上がる場面を見たことはありませんか。
シャチが水面から体を持ち上げ、大きな尾びれを使って水を飛ばす「テールバースト」は、シャチのショーならではの迫力を楽しめる人気のパフォーマンスです。
客席に向かって勢いよく水が飛んでくるため、前方の席ではびっくりするほど濡れることもあります。
一方で、どのくらい水が届くのか、どの席なら濡れやすいのか、どんな準備をしておけばいいのかなど、初めて見る人には気になることも多いですよね。
日本の水族館(鴨川シーワールドや名古屋港水族館など)のシャチパフォーマンスで大人気の演目が、この「テールバースト」です。
この記事では、シャチのテールバーストの特徴から水しぶきの迫力、座席の選び方、持ち物、ショーの楽しみ方まで、初めての方にもわかりやすく紹介します。
シャチのテールバーストってどんな技?

テールバーストは、シャチが尾びれを使って水しぶきを起こすパフォーマンスです。
シャチの大きな体と尾びれを活かした動きなので、客席から見るとかなり豪快に感じられます。
尾びれを使って水面の海水を勢いよく飛ばす
テールバーストでは、シャチが尾びれを水面付近で動かすことで、大きな水しぶきが生まれます。
シャチの尾びれは体に対しても大きく、広い面で水を動かすため、一度にたくさんの海水が跳ね上がります。
普通の動物ショーではなかなか見られない、大きな水しぶきが魅力のひとつです。
シャチが立ち上がるような姿勢から水しぶきを起こす
テールバーストでは、シャチが水面から体を持ち上げるような姿勢になることがあります。
その姿勢から尾びれを動かすため、遠くから見ていても動きがわかりやすく、これから水が飛んでくることも感じ取りやすいパフォーマンスです。
シャチの体の大きさも相まって、動きそのものに迫力があります。
大きな尾びれの動きが豪快な水しぶきを生み出す
シャチのショーでテールバーストが印象に残りやすい理由は、やはり尾びれの大きさです。
水面を尾びれで大きく動かすことで、細かな水滴というより、まとまった水が一気に広がるような光景になります。
客席から見ると、水がこちらへ向かってくる様子も楽しめます。
トレーナーとの合図や動きに合わせて披露される
ショーでは、シャチだけが自由に動いているわけではありません。
トレーナーとの合図ややり取りに合わせて、さまざまなパフォーマンスが披露されます。
テールバーストもショーの流れの中で登場するため、シャチの動きだけでなく、トレーナーとの掛け合いにも注目してみると違った楽しみ方ができます。
テールバーストの水しぶきはどれくらい迫力がある?

テールバーストの大きな魅力は、何といっても水しぶきの迫力です。
ただし、毎回まったく同じ量の水が飛ぶわけではありません。
シャチの動き方や水面の状態などによって、見え方や水しぶきの広がり方も変わります。
尾びれが水を押し出して大きな水しぶきが生まれる
シャチが尾びれを動かすと、水面に大きな動きが生まれます。
その瞬間に水が一気に持ち上がるため、客席からは大きな波のように見えることもあります。
特に近い場所から見ると、シャチの体の大きさと水しぶきが合わさり、かなり迫力のある光景になります。
撮影中の映像が揺れるほど豪快な水しぶき
ショーの様子を撮影した映像を見ると、勢いよく飛んでくる大量の水によって画面が一瞬で見えなくなったり、レンズが大量の水滴で覆われたりするほどです。
それだけ広い範囲にまとまった水が届くため、客席から見ていても非常に見ごたえがあります。
一度に広い範囲へ海水が飛び散ることがある
テールバーストの水は、一方向に細く飛んでいくというより、広い範囲へ広がるように飛ぶことがあります。
そのため、「前の席だけ濡れる」とは限りません。
客席の位置によって濡れ方には違いがありますが、思っていたより遠くまで水が飛んできたと感じることもあります。
水量や勢いを統一した数値で示すのは難しい
テールバーストについて「何リットルの水が飛ぶ」「何メートルまで届く」といった形で、すべてのショーに共通する数値を示すのは簡単ではありません。
シャチの動きによって水の飛び方が変わるためです。
そのため、数字だけを見るよりも「かなり大きな水しぶきが客席まで届くことがあるパフォーマンス」と考えるとイメージしやすいでしょう。
テールバーストではどのくらい濡れる?

テールバーストを見るなら、どのくらい濡れるのかも気になるところです。
実際の濡れ方は座席によって大きく変わりますが、前方ほど水しぶきを楽しみやすい傾向があります。
前方の観覧席は大量の水を浴びやすい
シャチの近くにある前方の席では、大きな水しぶきを間近で楽しめます。
そのぶん、まとまった水が飛んできて、服までしっかり濡れることもあります。
「せっかくなら思いきり水しぶきを楽しみたい」という方には、こうした席が向いています。
中央付近まで水しぶきが届くこともある
水しぶきは前方だけに限定されるとは限りません。
シャチの動きや水の広がり方によっては、中央付近まで水が届くこともあります。
前方ではないからといって、まったく濡れないとは考えず、水しぶきを楽しむイベントとして準備しておくとよいでしょう。
後ろの席でも水が飛んでくる場合がある
後方の席は前方より水を浴びにくい傾向がありますが、それでも水しぶきが届く場合があります。
特に「少しだけなら大丈夫」と思っていると、予想以上に水が飛んできて驚くこともあります。
濡れることを避けたい場合は、座席だけに頼らず、持ち物や服装もあわせて考えておくと安心です。
風向きやシャチの動きによって濡れる範囲は変わる
水しぶきの方向は、毎回完全に同じになるわけではありません。
その日の状況やシャチの動きによって、いつもとは少し違った場所へ水が飛ぶこともあります。
そのため、「この席なら絶対に濡れない」と断定するのは難しいでしょう。
テールバーストと似たシャチの動きとの違い

シャチのショーには、テールバースト以外にも水しぶきを使ったパフォーマンスがあります。
それぞれの動きや水しぶきの飛び方の違いを知っておくと、ショーをより深く楽しめます。
| パフォーマンス名 | シャチの動き・姿勢 | 水しぶきの特徴 |
| テールバースト | 定位置で体を立て、尾びれで水面を連続で叩く | 前方の客席を中心に、まとまった水がドカンと届く |
| スイミングバースト | プールを高速で泳ぎながら尾びれで水を跳ね上げる | 泳ぐ軌道に合わせて、横一列に連続して水が押し寄せる |
| ルーピングキック | 水中で勢いをつけ、尾びれで水面上のボールなどを蹴る | 高い位置へ鋭く水が弾け飛ぶ |
尾びれを使うテールバーストの特徴
テールバーストは、シャチが一定の場所に留まり、体を立てた姿勢で尾びれを連続して水面に叩きつける技です。
定位置で行われるため、特定の座席エリア(主に中央前方のブロック)へ集中的に大量の水が飛んでくるのが特徴です。
シャチが目の前でじっくりと大きな尾びれを動かす様子を観察できるため、動きのダイナミックさと水しぶきの重み(量)を一番実感しやすいパフォーマンスと言えます。
泳ぎながら水しぶきを上げるスイミングバースト
スイミングバーストは、シャチがプールの縁に沿ってスピードに乗って泳ぎながら、尾びれで水を客席側へ跳ね上げていく演目です。
テールバーストが一箇所にドカンと水を落とすのに対し、スイミングバーストはシャチの移動に合わせて「横一列の客席に順番に波が押し寄せてくる」ような迫力があります。
広範囲の観客が一度に水しぶきを体験できるため、会場全体が一気に盛り上がる瞬間です。
野生のシャチに見られる尾びれ打ちとの違い
野生のシャチも、海面で尾びれを強く叩きつける行動(ペダンクルスラップやテールスラップ)を行います。
野生でのこの行動は、魚群にショックを与えて気絶させたり、仲間のシャチとコミュニケーションを取ったり、威嚇したりするための生きるための行動です。
一方、ショーで披露されるテールバーストは、トレーニングによって観客を楽しませるパフォーマンスとして磨かれたものです。
水しぶきを楽しむなら座席選びも大切

テールバーストを楽しむなら、座席選びもポイントになります。
「できるだけ濡れたい」のか、「ショーは見たいけれど濡れるのは少なめがいい」のかによって、選びたい場所も変わってきます。
迫力と水しぶきを楽しみたい人は前方が向いている
シャチの動きを近くで見たいなら、前方の席は魅力的です。
大きな体や尾びれの動きを間近で見られるうえ、水しぶきが広がる様子も迫力たっぷりに感じられます。
濡れることもショーの楽しみのひとつとして考えているなら、前方を候補に入れてみるとよいでしょう。
ショーをほどよく楽しむなら中央付近も選択肢になる
「近くで見たいけれど、びしょ濡れになるほどではなくてもいい」という場合は、中央付近も選択肢になります。
前方とは違った距離感でシャチ全体の動きを眺められるため、ショーの流れを見るのにも向いています。
できるだけ濡れたくない場合は後方の席を選ぶ
水しぶきをできるだけ避けたい場合は、前方から離れた席を選ぶ方法があります。
ただし、後方だから必ず濡れないというわけではありません。
水しぶきの届き方にはそのときの状況による違いがあるため、多少の水しぶきはあるものとして考えておくとよいでしょう。
施設によって座席配置や水の届き方は異なる
シャチのショーを開催している施設でも、座席の配置やプールの形などはそれぞれ違います。
そのため、別の施設で見たときの「この辺りなら大丈夫だった」という感覚が、そのまま当てはまるとは限りません。
初めて訪れる施設なら、公式サイトなどで座席の位置を確認しておくと、観覧場所を選びやすくなります。
テールバーストを見に行くときの持ち物

水しぶきを楽しむショーなので、普段のお出かけとは少し違った準備をしておくと便利です。
スマートフォンやカメラは防水ケースに入れておく
写真や動画を撮りたい場合は、スマートフォンやカメラを水から守れるケースなどを用意しておくと便利です。
特に前方の席では水がまとまって飛んでくることがあるため、撮影するときも水しぶきを意識しておきましょう。
ポンチョやレインコートがあると水しぶきに対応しやすい
水しぶきを浴びる可能性があるなら、ポンチョやレインコートがあると使いやすいでしょう。
傘を広げるよりも、両手を空けたままショーを見やすいというメリットもあります。
タオルや着替えがあるとショーの後も過ごしやすい
しっかり濡れる可能性がある場合は、タオルを用意しておくと便利です。
服まで濡れることを想定して、着替えを持っていくのもよいでしょう。
そのまま館内を見て回る予定なら、濡れた服をどうするかまで考えておくと過ごしやすくなります。
濡れた衣類を入れられる袋も用意しておく
濡れた服やタオルを持ち帰るための袋もあると便利です。
大きめの袋を一枚用意しておけば、濡れたものをまとめて入れられます。
荷物を丸ごと守るための大きめのポリ袋(45L程度)
ポンチョやレインコートで自分の体を守るのと同時に忘れてはならないのが「手荷物の防水対策」です。
45リットル程度の透明・半透明のゴミ袋を1〜2枚用意しておき、席に着いたらリュックやバッグ、上着などを丸ごと袋に入れて口を縛り、足元に置いておきましょう。
座席が水浸しになっても中の荷物を完全に守ることができるため、水族館通の間でも定番の必須アイテムです。
テールバーストはいつ開催される?

テールバーストのような水しぶきを楽しめるパフォーマンスは、期間を限定したイベントとして行われることがあります。
特に夏の時期には、水しぶきを活かした企画が開催されることもあります。
期間を限定したイベントとして行われることがある
こうしたパフォーマンスや特別イベントは、年間を通して同じ内容とは限りません。
季節限定の企画として行われる場合もあるため、見に行きたいと思ったら開催期間を確認しておきましょう。
開催する時期やショーの内容は施設ごとに異なる
シャチのショーを開催している施設でも、イベントの内容や実施期間はそれぞれ異なります。
同じ「テールバースト」という名前でも、披露されるタイミングやショーの構成が変わることがあります。
夏のイベントとして水しぶきを楽しめる企画もある
暑い季節には、水しぶきを浴びながらショーを楽しめるイベントが開催されることがあります。
通常のシャチショーとは少し違った楽しみ方ができるため、夏のお出かけ先を探している方にもぴったりです。
開催期間や実施予定は事前に確認しておく
イベントは期間や内容が変更される場合もあります。
「せっかく見に行ったのに、お目当てのパフォーマンスがなかった」ということにならないよう、来館前に公式サイトなどで最新の情報を確認しておきましょう。
テールバーストを見る前に確認したいショーの情報

座席や持ち物だけでなく、当日のショーの情報もチェックしておくと、より楽しみやすくなります。
開始時間を確認して観覧場所へ向かう
テールバーストがいつ披露されるのかは、ショーの進行によって変わります。
見たいパフォーマンスがある場合は、ショーそのものの開始時間を確認しておきましょう。
披露される回数は毎回同じとは限らない
テールバーストが何回登場するのかは、毎回同じとは限りません。
その日のプログラムやショーの構成によって変わる場合があるため、回数だけを目安にするよりも、その日の案内を確認するほうが確実です。
当日のプログラムによって内容が変わる場合がある
シャチのショーは、開催日やイベント内容によって構成が変わることがあります。
通常のショーと期間限定イベントでは、見られるパフォーマンスが異なることもあります。
混雑時の整理券や入場方法をチェックする
人気のイベントでは、観覧方法が通常と異なる場合があります。
整理券などが必要になるケースもあるため、初めて行く施設なら事前に確認しておくとよいでしょう。
ショーの所要時間も当日の案内で確認する
ショー全体がどのくらいの時間なのかも、事前にチェックしておくと予定を立てやすくなります。
ショーの前後に食事や買い物などを予定している場合は、時間に余裕を持たせておくとゆっくり楽しめます。
テールバーストをもっと楽しむための見どころ

テールバーストは、水が飛んだ瞬間だけを見るのも楽しいですが、その前後にも見どころがあります。
水しぶきが飛ぶ直前のシャチの動きにも注目する
水しぶきが上がる直前には、シャチの姿勢や動きが変わります。
「そろそろ水が来るかも」と予想しながら見ると、パフォーマンスをより楽しめます。
尾びれを大きく動かす瞬間を見逃さない
テールバーストでは、尾びれの動きに注目してみましょう。
大きく尾びれを動かした瞬間、水面が一気に変化します。
シャチの体だけではなく、尾びれにも目を向けるとパフォーマンスの特徴がわかりやすくなります。
水が広がっていく様子まで眺めると迫力を感じやすい
水が跳ね上がった瞬間だけではなく、その後に水しぶきが客席方向へ広がっていく様子も見どころです。
一瞬の出来事だからこそ、目の前で水が広がっていく光景は印象に残りやすいでしょう。
写真撮影だけでなく肉眼でもショーを楽しむ
せっかくのシャチショーなので、写真や動画だけでなく、実際の動きを肉眼で楽しむ時間も作ってみてください。
シャチの動きや水しぶきの音などは、その場で見るからこそ感じられるものがあります。
濡れることも含めて楽しめるのがテールバーストの魅力
テールバーストは、ただシャチを見るだけではなく、水しぶきまで含めて楽しめるパフォーマンスです。
少し濡れることもイベントの一部として楽しめるように準備しておけば、より思い出に残る時間になりそうですね。
シャチのテールバーストを楽しむために知っておきたいこと

最後に、テールバーストを見るときに覚えておきたいポイントをまとめます。
濡れる前提で準備すると座席を選びやすい
「濡れても楽しみたい」のか、「できるだけ濡れずに見たい」のかを先に決めておくと、座席選びがしやすくなります。
目的に合わせて席を選ぶことで、自分に合った楽しみ方ができます。
水しぶきの範囲は毎回同じとは限らない
シャチの動きによって、水しぶきの大きさや方向は変わります。
そのため、座席だけで濡れ方を完全に予測するのは難しいものです。
施設によって観覧方法や楽しみ方が異なる
座席の配置やショーの構成、イベントの開催方法などは施設によって異なります。
初めて訪れる場所なら、事前に公式サイトなどを確認しておくと、その施設ならではの楽しみ方を見つけやすくなります。
最新の開催情報は来館前に確認する
期間限定イベントの場合、開催日や時間、内容などが変わることがあります。
お目当てのパフォーマンスを楽しみたいときは、来館する前に最新情報を確認しておきましょう。
まとめ

シャチのテールバーストは、大きな尾びれを使って水面に豪快な水しぶきを起こす、シャチのショーならではのパフォーマンスです。
特に前方の席では迫力のある水しぶきを楽しめる一方、中央や後方まで水が届く場合もあります。
「思いきり水しぶきを楽しみたい」という方は前方、「ほどよい距離からショーを見たい」という方は中央付近、「できるだけ濡れずに楽しみたい」という方は後方など、自分の好みに合わせて座席を選ぶのがおすすめです。
ポンチョやタオル、着替え、濡れた衣類を入れる袋などを用意しておけば、水しぶきのあるショーにも対応しやすくなります。
また、テールバーストがいつ披露されるのか、どのようなイベントが開催されているのかは施設や時期によって変わります。
事前に当日のプログラムや開催情報を確認して、シャチの豪快な動きと迫力ある水しぶきを楽しんでみてください。
